百年の一日

インドとお酒に溺れている岡本の日々

研究のこと

6月5日 腹が減っては研究できぬ

最近は週2回ほど大学キャンパス内で仕事をしてる。 仕事といっても研究室付きの図書室に新着図書を配架したり雑誌を整理したり論文の製本依頼をかけたりするだけで、あとの時間は自分の研究を進められる。ありがたいことです。 キャンパスに食堂や生協はある…

11月11日 ネットのない生活、床に寝る日々

引き続きインドにいる岡本です。 今はパンジャーブ州だけど、少し前まではジャンムー・カシミール(J&K)のジャンムー側にいました。 J&Kは帰属や独立をめぐって今もごたごた(だいぶ端折りすぎな言葉ですが)のある地域でして、数年前にはカシミールの分離運動…

6月20日のメモ(論文提出)

ここ数日、論文執筆の追い込みに入っていた。ちょうど今日が紀要に掲載を希望する論文の修正版の提出締め切りで、もらった査読コメントを反映するためにえっさほいさしていたのだ。 さきほど、分量調整も終えてようやく完全に提出が完了した。ねむい。 執筆…

6月4日と5日(呪いの言葉と時間)

だいたい毎日1時過ぎから2時の間に、夜道を大声で歌いながら自転車で走り去っていく人がいて、その一瞬のイントロドンな曲当てクイズを私はまあまあ楽しみにしているのだけど、今まで一度も曲が判明したことはない。最近薄々感じているのだけど、どうも彼は…

6月1日 (アメリカの現状と「寄り添う」について)

アメリカの黒人差別反対についてのデモあるいは暴動が議論を呼んでいる。私はインドの暴動をテーマに文化人類学の手法で研究をしていることもあって、この「騒ぎ」に対して思うことがたくさんある。それを早く文章としてまとめたいのに、頭の中で繰り広げて…

5月19日(三鷹台は陸の孤島)

noteのほうに記事を書いていたらこんな時間になってしまった。今日はごく短いメモを。 noteの記事はヒンディー語の参考書の選び方について。興味ある人はどうぞ。 ヒンディー語テキストレビュー① ~バランス編~|岡本(OKP)|note ◼️今日のメモ ・現在私が…

5月15日のメモ書き

Youtubeで検察OBの会見の生中継を見た。OBの一人が「色んな意見が出る組織は柔らかい。一つの意見しかない組織は長い目で見れば衰退する」ということを言っていたのが印象に残った。 この動きを受けてかは知らないが(不信任決議案を優先せねばいけなくなった…

2020_02_07 スピヴァク特集号の勉強会

BKY(文化人類学の古典を読む会)の第2回を開催した。我が家で。先輩にご足労いただく図々しい後輩である。 BKY当日の朝になっても課題図書を読み終わってなかった。寝てる間に読み終えるような睡眠読書なるものができれば良いのに、と思いつつランチを食べな…

無事帰国

インドから無事に戻りました。 荷物の重量が心配だったけど、それも特に問題なし。 滞在中はなんと調査に協力してくれたご家族にホームステイさせていただき、謝礼も一切受け取らずにひたすら美味しいご飯と暖かい部屋でもてなしてくれて、やはり彼らは只者…

ヒンディー語学習サポートをしようかと思う

ヒンディー語の学習をサポートできるようなブログを作ろうかと思ってます。 こっちは節約に奮闘する日々の暮らしやら飲み食いの話やらをメインにして、別ブログでヒンディー語やインド生活のことをがっつりやろうかと。 最近はインド映画の日本公開も増えて…

ドキュメンタリー”1984, When the Sun didn't Rise"

奇跡的でありがたいご縁と幸運のおかげで、1984年のシク教徒虐殺に関する素晴らしいドキュメンタリー映画を作った監督さんと会い、そのフィルムスクリーニングに参加することができました。 Teena Kaur監督の撮ったドキュメンタリー、"1984, when the sun di…

書き起こし作業中

先日までの調査活動で録りためたインタビューや会話などを書き起こしてます。調査の中で一番地味なくせに超疲れる嫌な作業です。ヒンディー語のキーボード入力やりにくいねん。 10時間分くらい音源があるんですが、2日間で10時間弱かかって30分ほどの書き起…

うっとうしい季節を終えて

ついこの間まで天気予報に「うっとうしい」と表示されるほどの気温だったのに、いつの間にか涼しくなっていた。ディワーリーのあとは何故かいつも涼しくなる。そんなことインド人ならみんな知っている。月の満ち欠けと共に生きる方が、太陽暦で暮らすよりよ…

外国語の習得はどうやったらできるのか②

前回の続きみたいなもんです。 bharatiiya.hatenablog.com 前回、「習得っていっても目的によって必要なレベルやスキルが違うよね。まず目的を持とうね」っていう前提みたいな話をしました。 そこから話を進めると、次に大事なのは単語なんじゃないかと思い…

外国語の習得はどうやったらできるのか①

多分もう何千万人(もっとか?)が今までに考えてきた、考えつくされたテーマだと思う、「外国語の習得」。そんな大それたテーマに新しく付け加えることは何もないんですけど、なんか私の周りで「どうやったら○○語ができるようになるんだろう」みたいな話を…

勉強時間とモチベーションの話

トップにもあるように、自分はインド関連のことで生活できるんならなんでもいい、何でも屋として生きていきたいと思っている。 でも、もしできるなら、今やってる研究をそのまま仕事にできたらいいなあと思う。それは研究者や教育者としてでも、NGOやどこか…

JFライブラリーは快適

デリーの南のほう、Moolchand(ムールチャンド)というメトロ駅付近に、日本の国際交流基金(Japan Foundation)の建物がある。 The Japan Foundation, New Delhi 日本文化や日本語をインド人に紹介して国際交流などなどを目的にしている機関らしいけど、そん…

やまだようこ先生の言葉

「学問する者にとっては、現場であれ、研究テーマであれ、他者の語りであれ、惚れ込んだものだけが、役に立つ。」 ライフストーリーインタビューの指南書を読み返していて出会った言葉。いい言葉だなあとしみじみ。

東京グルドゥワーラーへ

今日は茗荷谷にあるシク教の寺院(グルドゥワーラー)へ行ってきた。 東京にグルドゥワーラーがあることはつい最近読んだ論文で知った。デリーでの調査にどう関連してくるかはわからないけど、まあとりあえず行ってみるか、という軽い気持ちで日曜日の集会(礼…

レポート三昧

8月入って2日目。レポート書くためPCの前で胡坐をかいてうんうん唸っています。 今週末が授業のレポートの提出日で、こうやって締切直前になってから取り組むのは小学生の頃から変わってない。成長しないやつだ。 フィールドワークに関する授業だったので、…

研究集会やもろもろ

愛知県で南アジア研究者の集会があった。一泊二日で研究者同士の交流会も兼ねつつの勉強会。 まだ業績のない私は、来年には壇上に立っていたいなあと思いつつ発表者の方々の報告に耳を傾ける。 珍しくというのか、南アジア研究者の大部分を占めると思われる…

弾丸京都ツアー

京都の研究会に日帰りで行ってきました。 行きは新幹線、帰りは夜行バスで今朝到着。疲れたけど往復ともに夜行バスで行くよりははるかにマシです。新幹線チケットに学割使えるの本当にありがたい…! 研究会は13時半からだったので、京都観光も兼ねてお昼ご飯…

パンジャービー語の声調

最近、パンジャービー語を勉強し始めた。 インドにいたときから研究に必要なことは気づいていて、「やらなきゃなあ」と思いつつ先延ばしにしていたのを、先週くらいから本格的に取り組み始める。 一念発起ってやつです。早くやれって話ですけども。 声調が最…

J.Cresswell『Research Design』講読中

J.Cresswellのリサーチデザインに関する本を読んでまとめている今日この頃。 量的調査と質的調査の両方の良いとこどりをした混合手法を推してる研究者です。 社会科学の調査法を学んだところで、文化人類学のような人文科学の質的研究法とは相容れない部分も…

ジュディス・バトラー「生のあやうさ」

ふむ。。めもめも。

9月17日~20日のはなし

■9/17(木)昨夜は遅くまでだらだらしていたこと+目覚ましをかけ忘れたことで、朝起きたらなんと10時でした。わーい。10時半から授業だー。基本的に朝は苦手で、目覚ましと気合いやら義務感やらがなければ起きられません。(会社を辞めた理由の一つという説…

9月4日~6日のはなし

■9/4(金)本日は午後から学校をさぼり(なんと午後も授業があるんだそうです。うちのクラスは全員さぼっていただけでした。しかし今日もさぼる私!)、同じ学校に通う日本人と香港人の友達と共に、Lajpat Nagarへ買い物へ。一緒に行った日本人の子はかなり…