百年の一日

インドとお酒に溺れている岡本の日々

3月7日 誕生日と無価値観

先月末に、毎年恒例となっている誕生日を迎えた。今年で35回目のイベントであった。 その誕生日で「ただ生まれただけ、ただ喜んでいるだけで、周りの人がこんなに嬉しそうにしてくれる」を思いっきり体感して、少しずつ自分の中の「無価値観」を解消できてき…

2024年2月20日 ひばりの鳴く

昨日は友人と公園をぷらぷら散歩した。 天気はあまり良くなくて、ときどき霧雨が吹き付ける気候だったけど、梅の木にはひばりが止まってちいちい鳴いていた。春だ。ずいぶん早い気がするけど、春を感じてしまったからには春なのだ。 今日はさらに暖かく、ぽ…

2024年2月16日 半年ぶりコーン

ここ数日ずっと闇の中にいたような感覚で歩いていた。闇というか、もやというか、仄暗い霧。 要するにメンタルが落ちていた。かなりガッツリと沈んだ。いつぶりだろう。去年の夏前か? ここ数年でわかったのだけど、心は頭がどうこうして動かせるものではな…

2024年2月15日 忘れることを許すこと

前回記事で何を書いていたかも忘れた。 読み返してみたらここを研究日誌にするとのこと。ほーん。去年の9月末の私はそんなふうに考えていたのね。 そんなことは忘れていたので、ここは相変わらず日々のメモ書きとして使っていく。 ... 家の近くの空き地が売…

9月25日 ブログを研究日誌と改める

しばらくはてなブログのほうに日記を書いていなかったけれど、全く日記を書かなくなったわけではない。むしろ毎日書いてインスタに投稿していた。日々の心の機微や出来事をさっと気楽に投稿できるのが良い。(こんな雑文でもはてなブログへの投稿はある程度…

6月16日 ファラフェルサンド、祝杯

朝7時台、恋人からの電話で起きる。仕事に行こうと思ったら今日は有給をとっていたのだった、という間抜けな話を聞く。 その後うちに来たので一緒にコーヒーを飲み、百年の孤独の話などをする。 外は久々の青空だった。 レジュメ執筆がもりもり進む。 昼、昨…

6月15日 ファラフェル、ラード飯

明日、指導教官と面談なのに全くやる気が出ない。空がずっと薄暗かったから仕方ないと思いつつ、ままならなさが悔しい。 昼、ファラフェルを作った。料理を引き金にやる気を出そうと思ったのだ。 ひよこ豆を潰し、ニンニク、パセリ、オレガノ、コリアンダー…

6月6日 仕事したくない牛すじ赤ワイン

昨日の夜もなんやかんや遅くまで起きていて、今朝は起きた瞬間から猛烈に眠い。 低血圧なのでただでさえ朝はすっと起きられず布団で1時間くらいうだうだしてから活動開始するというのに、眠い、眠い、眠い。 「やだよーーんお仕事したくないよーーーんムギち…

6月5日 腹が減っては研究できぬ

最近は週2回ほど大学キャンパス内で仕事をしてる。 仕事といっても研究室付きの図書室に新着図書を配架したり雑誌を整理したり論文の製本依頼をかけたりするだけで、あとの時間は自分の研究を進められる。ありがたいことです。 キャンパスに食堂や生協はある…

6月4日 今の暮らしが好き

友達と我が家で宅飲みして、夜明けまで飲んでお布団ひいて雑魚寝して、起きたらみんなでお味噌汁を飲んで、猫と全力で遊んでる人を眺め、お昼ごはんにラーメン食べて解散。 今の生活が好き。そう思えてなかった数年前から、今ここの日々の幸せを味わえるよう…

5月31日 ミルク味噌スープと後悔と失敗

最近ピラティスに通っている。ここ最近の大きな変化の一つだ。8時からのレッスンに参加するために朝早くに起きることが増えた。 そのあと歯医者で虫歯治療、そして帰宅して二日ぶりに掃除機をかける。 家を片付けたりすっきりさせると気持ちが良いし、本当は…

5月28日 育て直し

気づけば放置していた。アウトプットとインプットのバランスが大事だなと思いつつ。 いろんなことが変わった。 仕事が増えた。家を引っ越した。自宅で仕事や研究のできる環境を整えた。博論の中間審査会を開催してもらうことになった。夜の過ごし方を変えつ…

3月13日 間に合う

今日をずっと3月14日だと思って過ごしていた。役所に出す書類にも、担当者の目の前で3月14日と書いたし、誰もそれを咎めなかった。自分が心の底から信じ込んでいれば嘘も真になるのだね。 そういうわけで確定申告を今年も無事に終えた。 今年は初めて税務署…

3月9日 日々のトキメキ矢のごとし

2月がぽんと飛ぶように過ぎた。そういえば2月は短いのだった。 2月は私の誕生月で、一年で一番好きな季節なので、日々が楽しくて仕方なかった。 特に今年は「日常にわくわくしてときめいて生きる」なんてことを目標に生きていることもあり、例年よりもわくわ…

2月3日 文化の交差点

立春の前、冬土用の終わりにあたる節分の日。 そんな季節の区切りだからなのか、先日から感じていたことをなんとなく言葉にできそうな気がして今この日記を書いている。 先日、遠い親戚のおじさんが亡くなった。 母方のひいばあちゃんの末妹の旦那さんなので…

1月28日 生と死を見送る

おじさんが死んだ。告別式に出た。 言葉にできそうでできない塊、もやっとしたものが喉元にはりついている。 自分の未来というか、未来を生きていくときに横にいてほしい人について、考えた。 私は今まで充電ケーブルというか、愛情をたくさんもらい、たくさ…

1月23日 日々があたらしい

年が明ける前から、たぶん帰国してからずっと「毎日あたらしいな」という感覚がある。 竹内まりやのように毎日をスペシャルだと感じるほどの感性はまだ育ってないけれど、今のところ日々がちゃんと別々のあたらしい日として私の前に現れている。 当たり前の…

1月5日 明けていた

新年あけましておめでとうございます。 この挨拶はいつまで許されるものなんだろうかと思いつつ、今年もどうぞ宜しくお願い致します。 12月に日本に帰国したけど、そこから日記を書いてなかった。正確には、紙の日記は毎日つけているのでこのブログを更新し…

11月26日 知らない街

デリーを出てコルカタにやって来た。 インド四大都市(デリー、ムンバイ、チェンナイ、コルカタ)の一つで、人口密度も高く、道は店と人で埋め尽くされている。 10年以上前に2週間ほどコルカタにホームステイしていたことはあったけど、久々に歩いたこの街は全…

11月18日 身体の中で言葉が熟す

言葉が熟すまで時間がかかるタイプなのだと思う。だからぱっぱっと丁々発止なやりとりをするにはむいてない。自分が何を言いたいのか、わからなくなってしまうから。 少し前まではそれが嫌だった。ぱきぱきと面白い掛け合いをしている飲み仲間たちを見ては、…

11月11日 ネットのない生活、床に寝る日々

引き続きインドにいる岡本です。 今はパンジャーブ州だけど、少し前まではジャンムー・カシミール(J&K)のジャンムー側にいました。 J&Kは帰属や独立をめぐって今もごたごた(だいぶ端折りすぎな言葉ですが)のある地域でして、数年前にはカシミールの分離運動…

10月10日 インドでの日々スタート

昨日のフライトでインドはデリーに来た。 2年半ぶりの渡航。いろいろ忘れていることもあるし、ゆっくり思い出しながら、体を慣らしながら、久々の滞在を楽しもうと思う。

9月14日 水曜真昼の戦い

水曜日のお昼には、お昼ご飯と夜用のお弁当を同時に作る。 毎週水曜日は15時〜21時半の勤務で、夜ごはんは業務の合間に座席で食べるのだ。 マルチタスクが好きなのに苦手、要領があまり良くない私は、ランチとお弁当のおかずを同時に作ることにいつも苦戦す…

9月6日 味わえども味わえども

風が秋になった。残暑は厳しくて日差しはまだ夏の気配を含んでいるけど、風がどうしても秋だ。 ふと、来年の今頃にはここに住んでないかもしれないと思った。引っ越してるかも。 いつでも未来のことはわからない、明日も1時間後も1分後も。だから未来ここに…

8月18日 中庸のむずかしさ

以前アンガーマネジメントに関する講座を受けたことを書いた(5月26日 アンガーマネジメント - 百年の一日)けど、今でもときどきカウンセリングを受けている。 そのおかげか、以前よりも穏やかに日々を過ごしている気がする。ほんの少ししか違わないけれど確…

8月12日 食う寝るところに住むところ

最近、私にとっての「家事」は趣味だということに気がついた。衣食住を整えることが好きなのだ。 とはいえ繕い物は苦手で、家に裁縫セットもない。ダーニングに興味はあるけど、学生時代の家庭科で針に糸を通せなかったことを思い出しては「むいてないな…」…

8月5日 月末のルーティン、月初の気持ち

月末に書こうと思っていたのに気づいたら月初になっていた。 7月末は仕事の締め切りとイベントの主催が重なって慌ただしかった。コロナ感染者数の増加を受けて配信イベントに切り替え、機材のリハや出演者とのやりとり、打ち合わせなど。 大変だけれどイベン…

7月24日 何の変哲もない夏の日

ぼんやりしているうちに7月が終わろうとしている。異常気象だ温暖化だと毎年いろんなことを思うけど、一日の一瞬を切り取って見ると、いつもと同じような夏のひとときを感じる。 そんな7月だった。 中旬の三連休、天気のぐずついていた頃に待ちきれなくて梅…

7月6日 さらさらの星

七夕について考えるとき、「きらきら星」と「笹の葉さらさら」がよく頭の中でごっちゃになる。星がさらりさらりと鳴っているような気がしてくる。 星は確かに地球から見る分には細やかで、輝く砂粒のように見えて、こすりあわせたら「さらさら…」と鳴りそう…

6月30日 一年の半分の喜びと悲しみ

夏越の祓え(なごしのはらえ)という行事を知ったのはたしか去年だった。一昨年だったかも。とにかくコロナ禍に突入してからだった。 一年が無事に半分過ぎたことを喜び、残り半年が健やかな日々であることを願い、神社の茅の輪をくぐって「水無月」という菓子…