百年の一日

インドとお酒に溺れている岡本の日々

2022-01-01から1年間の記事一覧

11月26日 知らない街

デリーを出てコルカタにやって来た。 インド四大都市(デリー、ムンバイ、チェンナイ、コルカタ)の一つで、人口密度も高く、道は店と人で埋め尽くされている。 10年以上前に2週間ほどコルカタにホームステイしていたことはあったけど、久々に歩いたこの街は全…

11月18日 身体の中で言葉が熟す

言葉が熟すまで時間がかかるタイプなのだと思う。だからぱっぱっと丁々発止なやりとりをするにはむいてない。自分が何を言いたいのか、わからなくなってしまうから。 少し前まではそれが嫌だった。ぱきぱきと面白い掛け合いをしている飲み仲間たちを見ては、…

11月11日 ネットのない生活、床に寝る日々

引き続きインドにいる岡本です。 今はパンジャーブ州だけど、少し前まではジャンムー・カシミール(J&K)のジャンムー側にいました。 J&Kは帰属や独立をめぐって今もごたごた(だいぶ端折りすぎな言葉ですが)のある地域でして、数年前にはカシミールの分離運動…

10月10日 インドでの日々スタート

昨日のフライトでインドはデリーに来た。 2年半ぶりの渡航。いろいろ忘れていることもあるし、ゆっくり思い出しながら、体を慣らしながら、久々の滞在を楽しもうと思う。

9月14日 水曜真昼の戦い

水曜日のお昼には、お昼ご飯と夜用のお弁当を同時に作る。 毎週水曜日は15時〜21時半の勤務で、夜ごはんは業務の合間に座席で食べるのだ。 マルチタスクが好きなのに苦手、要領があまり良くない私は、ランチとお弁当のおかずを同時に作ることにいつも苦戦す…

9月6日 味わえども味わえども

風が秋になった。残暑は厳しくて日差しはまだ夏の気配を含んでいるけど、風がどうしても秋だ。 ふと、来年の今頃にはここに住んでないかもしれないと思った。引っ越してるかも。 いつでも未来のことはわからない、明日も1時間後も1分後も。だから未来ここに…

8月18日 中庸のむずかしさ

以前アンガーマネジメントに関する講座を受けたことを書いた(5月26日 アンガーマネジメント - 百年の一日)けど、今でもときどきカウンセリングを受けている。 そのおかげか、以前よりも穏やかに日々を過ごしている気がする。ほんの少ししか違わないけれど確…

8月12日 食う寝るところに住むところ

最近、私にとっての「家事」は趣味だということに気がついた。衣食住を整えることが好きなのだ。 とはいえ繕い物は苦手で、家に裁縫セットもない。ダーニングに興味はあるけど、学生時代の家庭科で針に糸を通せなかったことを思い出しては「むいてないな…」…

8月5日 月末のルーティン、月初の気持ち

月末に書こうと思っていたのに気づいたら月初になっていた。 7月末は仕事の締め切りとイベントの主催が重なって慌ただしかった。コロナ感染者数の増加を受けて配信イベントに切り替え、機材のリハや出演者とのやりとり、打ち合わせなど。 大変だけれどイベン…

7月24日 何の変哲もない夏の日

ぼんやりしているうちに7月が終わろうとしている。異常気象だ温暖化だと毎年いろんなことを思うけど、一日の一瞬を切り取って見ると、いつもと同じような夏のひとときを感じる。 そんな7月だった。 中旬の三連休、天気のぐずついていた頃に待ちきれなくて梅…

7月6日 さらさらの星

七夕について考えるとき、「きらきら星」と「笹の葉さらさら」がよく頭の中でごっちゃになる。星がさらりさらりと鳴っているような気がしてくる。 星は確かに地球から見る分には細やかで、輝く砂粒のように見えて、こすりあわせたら「さらさら…」と鳴りそう…

6月30日 一年の半分の喜びと悲しみ

夏越の祓え(なごしのはらえ)という行事を知ったのはたしか去年だった。一昨年だったかも。とにかくコロナ禍に突入してからだった。 一年が無事に半分過ぎたことを喜び、残り半年が健やかな日々であることを願い、神社の茅の輪をくぐって「水無月」という菓子…

6月22日 うたた寝の夢

夢の話。 一階部分がシェアスペース、そこから梯子をのぼった二階にあるのが自分の家という集合住宅に住んでいる。私は別に家を持っているのでそこは仕事場所として使っているのだけど、雨が降ったので泊まろうかなと思いながらテレビを見てご飯を食べていた…

6月2日 季節に追われる、地下水脈の愛

食べたものを記録するためにインスタのアカウントを作った、けど4日目の昨日さっそく投稿を忘れた。綺麗に三日坊主だ。そんな6月のスタート。 梅仕事の季節が到来したけど、まだらっきょうも漬けてない。慌てて昨日らっきょうを買ってきたけど、今日は帰宅が…

5月の終わり

最近は穏やかで健やかな日々が続いている。 週末(に限らないけど)は朝まで友達とお酒を飲み、好きな人に会い、家でも外でも美味しいものを食べ、猫を愛し、花に癒され、好きな音楽を聴いて心躍らせている日々です。 これを私は「穏やかで健やか」と感じてい…

5月26日 アンガーマネジメント

だいぶ間があいていた。 紙ベースの日記はほぼ毎日書いているので「まだ書き足らんぞ」と思ったときにブログの存在を思い出して書く、というスタイルでやっていたら4月〜5月はだいぶ書くことに満足いっていたらしい。 満足というか、やるべきだと思って半分…

4月6日 地獄の底で酒を飲む

先日、人と喧嘩をした。4〜5日ほど経ったがまだ続いている。LINEでオブラートというかガーゼに包んだ言い争いが続く。 一番やりとりの激しかった時間帯、私は行きつけのバーのマスターや常連のお客さんと荻窪の焼き鳥屋さんで飲んでいた。 美味しいおつまみ…

3月30日 下北沢の夜と言葉

仕事の後、知人のライブを見るため下北沢へ急いだが、とっくに終演していた。ライブ会場から帰ろうと彼女らの待っていたエレベーターの中から私が飛び出して、エレベーターホールで顔を見合わせる。そして飲みに行く。 彼や彼女らの作る歌詞が好きな私は、こ…

3月19日 髪を切って、嫌われる勇気

髪を切るのに100も理由はいらない。美容院だろうとバスルームだろうと。 そういうわけで髪を切ってもらった。 自分の数ある長所の一つに「ロングヘアーもショートヘアーも似合う」というのがある。 似合うというか馴染む。なんでか知らないけど、どの髪型も…

3月17日 性とか愛とか

月曜火曜と連続で友達と楽しく過ごした。 家に泊まってくれて何かを夜通し話して寝落ちしたのだけど、お酒が入っていたのでほとんど覚えてない。友達も何も覚えてない。 翌朝、2人で「はて?」と色んな記憶を出し合ってパズルを埋めようとしたけど埋まらなか…

3月14日 部屋に春

風が暖かい。 今日はついに上着を着ないで出かけた。ぽかぽかした陽気だと風に吹かれても寒くないどころか、汗ばむ額に風が心地よかった。 部屋の窓を開けていると、窓辺の暖かさに気づいたムギが布団を出て窓から外を覗く。春だなあと思う。部屋に飛び散る…

3月5日 緑色のカレーを作る

菜の花を使ってカレーを作った。ざっくり30食。毎月恒例の間借り営業のための仕込みです。 よく間違えている人がいるのだけど、サーグというのはヒンディー語で「青菜」という意味で、ほうれん草という意味ではない(ほうれん草はパラクという)。 サーグのカ…

2月28日 燦々と

33年前の今日に生まれた。 去年も一昨年も似たようなことを思った。 33に掛けて「燦々と輝く一年にする!」と言って回っているけど誰からも「うまい!」と言われない。ちぇっ。 年齢というものの縛りというか制限のようなもの、例えば「もう30歳なんだから〜…

1月15日 からっぽ

今日はずいぶんたくさん良い言葉を拾ってご機嫌。街に出て人に会うことの良さを、蔓延防止発動の少し前の日々に噛み締める。 言葉は文脈において息をするからここに書いても平坦になってしまう、だからうまく書けない。だけども今日行ったバーの女将さんの言…

1月6日 雪の日に夕暮れは来ない

雪の降る日は空が白く、夕方が訪れない。はっとするともう夜になっている。 子供の頃、夕方が好きではなかった。今もそうで、夕空は好きだけど夕方という中途半端な時間には寄る辺ない気持ちになる。 翻って朝方は好きだ。夜が朝に抜けていく時間帯にはいつ…

最近のお弁当(随時更新)

お弁当の写真をもくもくと載せることにした。もく。 日付くらいは書くことにした。 12/3 == 12/22 ひさびさ === 2022年1月のお弁当たち

1月2日 おせち、カオス、お雑煮

料理が好きなこともあって簡単なおせち料理はとりあえず作っておいた。煮しめ、田作り、豆きんとん、紅白なます。 三ヶ日はこれをぽつぽつとつまんで過ごそう…と思っていたけど知り合いに声をかけてもらったので新年2日目にして西荻に繰り出して飲み、最終的…