百年の一日

インドとお酒に溺れている岡本の日々 (web→ https://lit.link/okapindia)

外国語の習得はどうやったらできるのか①

多分もう何千万人(もっとか?)が今までに考えてきた、考えつくされたテーマだと思う、「外国語の習得」。そんな大それたテーマに新しく付け加えることは何もないんですけど、なんか私の周りで「どうやったら○○語ができるようになるんだろう」みたいな話をよく聞くので、自分なりに考えてみました。

 

そもそも何をもって「習得」とするのかも定義が曖昧ですが、そこらへんは自分の目的にあわせて考えればいいんだと思ってます。

ビジネスマンが一人で出張しても困らないように英語を習得するのと、研究者が英語論文書くために英語を習得する、では求められるスキルやレベル(専門用語とかも含め)が異なってくるでしょう。どっちがレベル高い低いではなくてね。

「でも文法は必須だよねー」…ということもなく、例えばバックパッカーにとっては正しい英文法を習得するよりも、とにかく英単語を詰め込んだり耳を慣らしてリスニング能力を高めたりするほうが役に立ったりします。会話するのも最低限の文法知識があれば問題ないでしょう。たとえば過去時制がわからないと結構つらいけど、過去完了形がわからなくても普通の会話では困りません。

 

というわけで、言語の「習得」というラインもその人の目的によって変わるもんです。言語を習得するために一番大事なのは目的なんだよってお話。

 

じゃあ、目的が特にないまま外国語を勉強するとどうなるのか?

これは実体験ではっきり言えますが、まったく上達しません!!!笑 (語学が趣味の人の場合は違うかもしれませんが)

私は外国語ばっか教えてる変わった大学の学生だったので、なんとなく面白そうだなというだけでマラヤーラム語(インド・ケーララ州の言語)とベンガル語チベット語スワヒリ語を履修してましたが、このうちベンガル語以外はほとんど話せないままで終わりました。文字や文法も履修終わって数日後には忘れているレベル。まあ、私がめちゃくちゃ不真面目な生徒だったということもあるんですけど。

なんでベンガル語だけ少しはできるようになったかというと、ベンガル語圏の街・コルカタにホームステイしていたことがあって、その家族や友人と連絡を取る時にベンガル語を使えたら面白いだろうなという考え(目的)があったからでした。(でももう文字の読み方忘れた)

韓国語も少しわかるんですが、これも会社で仕事をしていたときに韓国向けの取引をしていて、そのうち一人で出張に行かせてもらうようになったので、嫌でもやらなくちゃいけなくなったからです。

 

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まったく読めないけど、これはタミル語かな。読みたいという強い気持ちがあれば勉強するモチベーションになるし、本当に読めるようになる。

 

 

なんか長くなりそうなので、いったん終わり。

次は「単語をどうやって覚えるか」について考えてみようと思います。