百年の一日

インドとお酒に溺れている岡本の日々 (web→ https://lit.link/okapindia)

7月21日(日) この夜のために

昨夜は素敵な夜だった。

その素敵さをどう表現したらいいか迷っているうちに今日という日も夜になっていた。

 

昨日はインスタで知り合った人と飲んだ。偶然、同じ街に住んでいたのだ。

感性が似ていて、互いに言葉じゃない部分でコミュニケーションをとっている気がした。伝わってほしいと思ったものがうまく伝わり、向こうの言っていることも私の感覚によく馴染んだ。

 

あまりにも感じること、考えてきたこと、今の心持ち、好きなもの、それらが似通っていて、双子かと思った。私の目の前に私がいた。

そんなことを感じられる人に出会えてうれしかった。あなた今までどこにいたの、と何度も尋ねそうになる。どこにいたの、どうやって生きてきたの。もっとたくさん話そう。

 

 

その夜を経て、今の私は胸の中にオレンジ色のあかりがぽっと灯ったような気分になっている。

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私は私のために生きよう。

時間も、お金も、すべて私の望むもののために、私が好きだなと思うもののために使っていいんだと気づいた。そう気づいた瞬間、そうではなくてもう私は時間もお金も私の心地よさのために使ってきていたんだ、ということにも気づいた。ないことにしていただけで、本当はもう。

 

そうやって今の自分を認められたから、これから先の自分にも許可を出せたような気がしている。

嘘がなく、素直であること。自分に嘘をつかないこと、自分に言い訳をしないこと。私が大切にするものは自分の心であって、他人ではない。他人の評価ではない、他人に認められるために生きているのではない。でも同時に、評価を求める自分がいても良い。評価を求めてしまう自分を嘘にしない。すべて私だ。素直に認めていく。

 

大切なことを見つけた気もするし、ずっと前から知っていたような気もするし、明日には忘れているのかもしれないし、ズレていくのかもしれないけど。

なんだか嬉しくて、今夜は私ひとりのために、赤ワインを開けてキャンドルを灯し、ディナーを用意した。

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またいつかの夜に彼女と飲むことを約束し、いつか散歩にも行こうと話し、市場に行こうと話し、朝の市場もいいけど夜に行くのも楽しそうだと思い、もうわくわくしている。