百年の一日

インドとお酒に溺れている岡本の日々 (web→ https://lit.link/okapindia)

2月16日 半年ぶりコーン

ここ数日ずっと闇の中にいたような感覚で歩いていた。闇というか、もやというか、仄暗い霧。

要するにメンタルが落ちていた。かなりガッツリと沈んだ。いつぶりだろう。去年の夏前か?

 

ここ数年でわかったのだけど、心は頭がどうこうして動かせるものではないらしい。気をそらしてあげることはできるものの(所謂コーピング)、私の場合、それをやると後からさらに深い霧が押し寄せてくるだけであった。

 

メンタルが浮上するまでじっと待つ。不安で足元のおぼつかない感覚に「ひいー!気持ち悪いよー!」なんて思いながらじっくり浸る。

そうしていれば突然その感覚は抜けるし、しばらく襲ってこない。心の浮き沈みを「私なら受け止め切れる」と信じて正面から受け止めたほうが私の場合には良さそうに思えて、最近はコーピングリストを実行せず、ただひたすら自分に向き合っていた。

 

※上記は全て私の場合の体験談、体感覚の話なので、個人差はあるはず。コーピングを批判するものではないし、こうすれば希死念慮と絶対的にうまく付き合えると断言するものでもないので、ご参考までに留めおいてください。

 

抜けると空は青く見えるし梅の花は紅色にくっきり見えるしで良きかな良きかな。

大学生の頃、スワヒリ語を教えてくれていた先生が「マラリアにかかって高熱が出てぶっ倒れたあと回復すると、体の悪いものが全て出切ったかのようにスッキリしている」という話をしていたことを思い出す。「デトックス」という言葉がこんなにぴったり当てはまる事象もないよな。

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しばらく自炊するタイミングがなく、1週間も外食で済ませていたことも、今回の仄暗さと関係しているかもしれない。

やはり料理はいいぞ。料理は人生を照らす。

 

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冷凍庫で夏から眠らせていた生とうもろこしを解凍し、そぎ落とした粒を炒めた玉ねぎとあわせてプロセッサーにかけてコーンスープにした。半年ぶりの邂逅、そして解凍。嬬恋のとうもろこしはそれでも美味しかった。

 

明日は何を作ろう。