菜の花を使ってカレーを作った。ざっくり30食。毎月恒例の間借り営業のための仕込みです。
よく間違えている人がいるのだけど、サーグというのはヒンディー語で「青菜」という意味で、ほうれん草という意味ではない(ほうれん草はパラクという)。
サーグのカレーとパラクのカレーはインドでも厳密に分かれているわけではないけれど、
パラクのときはほうれん草が多めに使われているのに対して、サーグのほうはほうれん草と同じくらいメティリーフやバトゥアー(日本語でシロザ)、大根の葉などをミックスして使うと、パンジャーブ人の大家さんが言っていた。
ちなみにほうれん草だけで作ったカレーは美味しくないという。重要なのは大根の葉っぱで、これが入るとかなりコクが増すのだとか。
どの青菜を多めに使っているかで「サーグ」の名前も変わる、のかどうかは知らないけど、パンジャーブの名物料理にカラシナを使った「サルソーン・カー・サーグ」というものがある。
これが独特の風味ですごく美味しくて、ギーをたっぷり使ったものにとうもろこしの粉で作ったローティ(マッキー・キー・ローティ)を合わせるのが定番なのだけど、サクサク香ばしいローティとギーの香りとカラシナの奥行きのある味がベストマッチなのだ…!
とかまあインド文化の話になるとうざいくらい話が長くなるけど、諸々端折って、無事にカレーを作り終えたのが23時頃。
エプロンに飛び散りすぎだな…
そこから今日締め切りのヒンディー語の翻訳確認の仕事をしてひいひい。
日中に余裕ぶっこいて知り合いとカレーランチに行った自分を恨めしく。
にしてもタリカロさんのカレー、辛いのにバランスがとても良くて美味しかったな。うん、後悔はしてない。