百年の一日

インドとお酒に溺れている岡本の日々

3月5日 緑色のカレーを作る

菜の花を使ってカレーを作った。ざっくり30食。毎月恒例の間借り営業のための仕込みです。

 

よく間違えている人がいるのだけど、サーグというのはヒンディー語で「青菜」という意味で、ほうれん草という意味ではない(ほうれん草はパラクという)。

 

サーグのカレーとパラクのカレーはインドでも厳密に分かれているわけではないけれど、

ラクのときはほうれん草が多めに使われているのに対して、サーグのほうはほうれん草と同じくらいメティリーフやバトゥアー(日本語でシロザ)、大根の葉などをミックスして使うと、パンジャーブ人の大家さんが言っていた。

ちなみにほうれん草だけで作ったカレーは美味しくないという。重要なのは大根の葉っぱで、これが入るとかなりコクが増すのだとか。

 

どの青菜を多めに使っているかで「サーグ」の名前も変わる、のかどうかは知らないけど、パンジャーブの名物料理にカラシナを使った「サルソーン・カー・サーグ」というものがある。

これが独特の風味ですごく美味しくて、ギーをたっぷり使ったものにとうもろこしの粉で作ったローティ(マッキー・キー・ローティ)を合わせるのが定番なのだけど、サクサク香ばしいローティとギーの香りとカラシナの奥行きのある味がベストマッチなのだ…!

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とかまあインド文化の話になるとうざいくらい話が長くなるけど、諸々端折って、無事にカレーを作り終えたのが23時頃。

エプロンに飛び散りすぎだな…

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そこから今日締め切りのヒンディー語の翻訳確認の仕事をしてひいひい。

 

日中に余裕ぶっこいて知り合いとカレーランチに行った自分を恨めしく。

にしてもタリカロさんのカレー、辛いのにバランスがとても良くて美味しかったな。うん、後悔はしてない。

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