百年の一日

インドとお酒に溺れている岡本の日々

5月22日 (荻山荘の話とか)

 

古い建物を見るのが好きだ。住むのはたぶん苦手だと思う。以前、三鷹の築40年のコンクリートマンションに住んでいたことがあるけど、寒々しく不便ばかりで何一つ良くなかった。とはいえ、あれは物件のチョイス自体がダメだったと思うし、私の好きな古い建物というのはコンクリートではなくて木造のものだから、「たぶん住むのは苦手かな」という想像の域を出ない。

三鷹台の家の周辺でも少し歩けばポツポツと年季の入った痺れる木造住宅に出会う。それでも西荻窪の荻山荘ほどの痺れる物件にはまだ出会えてない。

荻山荘は「てきざんそう」と読むらしい。庭には井戸があって、いつでも開いている大玄関からは常にお線香の香りが漂っている、築90年超の共同住宅だ。こういう建物は区や都がお金を出してでも補修し続けて残していってほしい。

でも、この荻山荘も近いうちになくなるんじゃないかと嫌な予感がしている。「も」というのは、その荻山荘から歩いて10分もしない距離にあった築70年以上の銭湯・天徳湯が3年ほど前に廃業して、あっという間に立派な建物が取り壊されたのを見ていたからだ。跡地にはローソンが建っている。趣のあった築70年超の銭湯がローソンに。その店の前を通るとどうしても悲しい気持ちになってしまうので、最近はほとんどそちらに近寄らない。すぐ近くに薔薇の咲き誇る美しい家があって、毎年楽しみにしていたのに。

 

◼️今日のメモ

・文献の購読会。今日でヌガラは読み納め。解釈人類学の良し悪しや、儀礼を解釈すること、象徴主義の功罪などについて話し合う。結局私はスピヴァクをはじめサバルタン的な見地で物事を考えてしまうので、常に上からの図の描き方やそれが「全体」だと言い切る主張には傲慢さや欠陥を感じてしまう。これは別途まとめる。

・知り合いの店主が今週号のジャンプを譲ってくれるというので西荻窪へ。約束の時間より早めに着いたので、欲しかった漫画を買いに今野書店に行った。本は実店舗で買いたい。

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・別の店で少し飲んで時間を潰す。潰すというか、飲みたかったのだ。もやしとやきとんを食べる。このお店のつまみは安いのに量が多いので、お金に余裕がないときはよくここで飲んでいる。助かる。

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・そしてようやく今週号のジャンプを手に入れた。嬉しい。軽々しく人のことを神と呼んではいけないけど、この人は神って呼んでもいいんじゃないかなと思った。ジャンプ捜索をお願いしていた友達に無事入手の連絡をしたら自分のことのように(?)喜んでくれた。

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◼️今日聴いた音楽(印象的なものだけ)

5秒前の午後 / SUPER BUTTER DOG

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転ぶのが怖くて、最近は歩きながら音楽を聴いていない。家で作業しながら音楽を聴いているときは頭にあまり残らなくてもったいない。

 

◼️今日読んだもの(漫画含む)

「きみにかわれるまえに」カレー沢薫

まだ途中だけど泣きすぎて目が腫れてきたので中断。うちにいてくれる猫の存在が愛おしい。

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◼️今日のアニメ・ゲーム他

黒さばのデイリーミッションやGMミッション一通りこなす程度しかやっていない。最近ぜんぜん打ちこめていない。大砂漠ももっとやりこみたいのだけど。

 

明日は論文読む時間をもっと増やそう。仕事のスライド作成も早く終わらせなくちゃ。

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