百年の一日

インドとお酒に溺れている岡本の日々

8月12日 食う寝るところに住むところ

最近、私にとっての「家事」は趣味だということに気がついた。衣食住を整えることが好きなのだ。

とはいえ繕い物は苦手で、家に裁縫セットもない。ダーニングに興味はあるけど、学生時代の家庭科で針に糸を通せなかったことを思い出しては「むいてないな…」と諦めている。

なので主に食事と掃除。テキパキかつワクワクとこれらの家事をこなすのが好きだ。

 

久々に実家に帰り、家事をやっている母がなんだか楽しそうと感じて、ああ親子だなと思った。自分のために、そして人のために、家をいつでも整えておきたい。

 

 

インスタを始めたという話は前に書いたと思っていたけど、遡ってみたら「三日坊主になっている」と書いていた。そう、あれから毎日更新するのは諦めて、写真が溜まってきた時に整理がてら投稿するようになった。良い距離感で付き合えていると思う。

写真は食べ物の投稿ばかりで、作ったものや食べたものについてぽつりぽつり書いている。食べることが好きなんだ。

 

 
 
 
 
 
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そういえば昨日は満月だった。夜空も好き。

たくさんの好きなものに囲まれた暮らしが嬉しい。

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8月5日 月末のルーティン、月初の気持ち

月末に書こうと思っていたのに気づいたら月初になっていた。

 

7月末は仕事の締め切りとイベントの主催が重なって慌ただしかった。コロナ感染者数の増加を受けて配信イベントに切り替え、機材のリハや出演者とのやりとり、打ち合わせなど。

大変だけれどイベントは楽しいし好きだから苦ではない。またやりたい、できれば今度は観客を呼んで生ライブで。

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月末になると、翌月の手帳を作り始める。

日付の入ってない週間バーティカルタイプの手帳を使っているので、次の月がくるまえに30日分(31日分)の日付を埋める必要があるのだ。

もともとは手書きだったけど、シールのほうが可愛いし疲れないし見やすいと気づいてからはずっと手帳用シールを買っている。(終売になりませんように!)

 

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この作業をしているときに、ざっと心の中で一ヶ月の出来事を振り返ることも多い。最近はこの作業をするときになって「あ!ブログ書いてないや、書こ!」と思い浮かぶことも。

このブログとも長い付き合いだし、決しておざなりにしているつもりはないけど…

 

それから、ざっくり一ヶ月を振り返る。

フリーランスなので請求書を作って送るなどの金銭的なとりまとめも必要で、このときに一ヶ月の収支も確認する。

 

そして来月の予算(生活費)の作成と、ほしいもの・やりたいことリストをつくる。

 

まあだいたい予算は超えるし、ほしいものはだんだん増えていくのですが。

 

こういうのは「ルール」ではなく「指標」として、ルーティン自体も「習慣として守るべきもの」ではなく「やっておいたら楽なこと」くらいの緩さで、ゆるゆる取り組んでます。

 

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7月24日 何の変哲もない夏の日

ぼんやりしているうちに7月が終わろうとしている。異常気象だ温暖化だと毎年いろんなことを思うけど、一日の一瞬を切り取って見ると、いつもと同じような夏のひとときを感じる。

そんな7月だった。

 

中旬の三連休、天気のぐずついていた頃に待ちきれなくて梅を干した。悲しいかな晴れたのは一日だけで、あとは曇天や突然の雨天。梅はあまり綺麗な色に変化しなかった。最近の快晴続きを見て少し後悔している。

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そんな小さな後悔はしつつも、すかっとした青空は気持ちがいいので大好きだ。ビルの屋上で芋焼酎を飲みながらさつま揚げを炙ってぼんやりする夏の日だった。

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前回の記事(7月6日 さらさらの星 - 百年の一日)での「悲しい出来事」からの2日後、また楽しく過ごしている。

なんなのだ、と思うけど、実はこないだの記事を書いた時も心のどこかで「多分どうにかなる」と感じていた。慢心や甘えではなくてもっと確信に近い感覚で。

 

あまり落ち込みたくはないけど、こうやって良い方向に変わるきっかけになるなら、悪いことばかりじゃないよねとは思う。

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7月6日 さらさらの星

七夕について考えるとき、「きらきら星」と「笹の葉さらさら」がよく頭の中でごっちゃになる。星がさらりさらりと鳴っているような気がしてくる。

星は確かに地球から見る分には細やかで、輝く砂粒のように見えて、こすりあわせたら「さらさら…」と鳴りそうな気もする。

 

だけどあいつらは燃えているのだ。宇宙空間で、真っ暗な黒い闇の中でごうごうと燃えている。地球から見えるくらい激しく燃えているんだから、ほんと、ごうごう鳴ってると思う。

そう考えるといつも勇気が湧く。

星は七夕の夜もごうごうと燃えている。

 

 

星に勇気をもらいながらここ最近の出来事を振り返る。とても悲しい出来事があった。

まだ実感の湧かない身体で空を見て、暗闇で燃える石の塊を想像して、どちらも途方もなく現実離れしているように思えて、現実に戻るべく豚の肩ロースを煮た。豚肩ロースがどこのスーパーでも安かったから。

 

かつて私は料理が下手だった。今も特別に上手とは思わないけど、自分の食べたいものを作れるようになったことが嬉しい。

私は要領が良くない。ひたすらに場数を踏むこと(しかも人より多く場数を踏むこと)でしか成長できない。

 

でもそれで良いんだ。

 

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6月30日 一年の半分の喜びと悲しみ

夏越の祓え(なごしのはらえ)という行事を知ったのはたしか去年だった。一昨年だったかも。とにかくコロナ禍に突入してからだった。

一年が無事に半分過ぎたことを喜び、残り半年が健やかな日々であることを願い、神社の茅の輪をくぐって「水無月」という菓子を食べる、そういうイベントだと解釈している。

 

私は美味しいとこどりの怠惰な人間なので、この猛暑に神社へ出向いて茅の輪をくぐる元気はないくせにウキウキと和菓子屋へ行く元気はあった。そういうわけで今年、生まれて初めて水無月を食べた。ういろうもあずきも食べたことがあるので味の想像はついたし、実際に食べてみたら、まあそうだろうなという味だった。

 

「こんなの初めて!」という味も「予想できていた」という味も、どちらも好きだ。

予想がつくというのは私がこれまでいろんなものを食べてきてそれを舌が覚えている、脳内で再現できるということで、なんというか、私の生きてきた時間というと大袈裟だけど、でも積み上がっている時間を感じる。

予想していなかった味に出会ってそれを味わって楽しむのも大好きだけど、知っている味や予想できる味を「やっぱりそうだよね」と感じながら味わうのも良いもんだよね、なんて思うわけです。

 

ところで一年の半分が終わった。喜びと悲しみがとんとんな半年だった。去年の6月の事件から1年が経ち、私はだいぶ変わったと思う。変わったというより本来の自分にだいぶ近づいた。

私の運勢は多分9月ごろから年度末にかけてバリぶち上がっていく、と感じているので、来月再来月あたりはまだ今のとんとんな感じが続く気がしている。

来年あたりはスターとったマリオモードじゃないかと予想している。そうなるように今を生きていく。

 

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6月22日 うたた寝の夢

夢の話。

一階部分がシェアスペース、そこから梯子をのぼった二階にあるのが自分の家という集合住宅に住んでいる。私は別に家を持っているのでそこは仕事場所として使っているのだけど、雨が降ったので泊まろうかなと思いながらテレビを見てご飯を食べていた。

台所横にある玄関のドアががたがた騒がしくなったけど鍵を閉めてあるので問題ないやと無視していたら、うわーそうかーなどという声が聞こえて、その声が恋人の声だったのでドアを開けた。

彼は入ってくるなり台所の流しの下の扉をあけて「これこれ」と緑色のまな板や白いプラスチックのザルをとりだす。その流しの下には彼の調理器具がたくさん入っていた。

扉を開けたとき香りがふわりとして、彼は「懐かしい、じいちゃん家もこんな匂いだった、きび団子の匂いだ」と言い残して去って行った。

食べかけのご飯を食べに部屋に戻るとシェアハウスの住民が何人かくつろいでいた。

 

そんな夢を見た。

6月2日 季節に追われる、地下水脈の愛

食べたものを記録するためにインスタのアカウントを作った、けど4日目の昨日さっそく投稿を忘れた。綺麗に三日坊主だ。そんな6月のスタート。

 

梅仕事の季節が到来したけど、まだらっきょうも漬けてない。慌てて昨日らっきょうを買ってきたけど、今日は帰宅が遅くなる予定だし取り組めるかどうか…

時間に追われている感覚があって慌ただしい日々だけど、食材や家の中のことで季節を感じられるのはとても嬉しい。苦労や手間が愛おしい。

 

夏に向かう良い季節。カレーリーフちゃんもわさわさしてきている。

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4月に受けたアンガーマネジメントプログラムのおかげで、いま自分が何を望んでいるか、何を感じているか、だいたいわかるようになってきた。そうすると段々と周りの人が何を感じていそうか、何を望んでいそうか、ほんのりとわかるような気がしてきた今日この頃。

先日までは周囲の人のこと、好きな人のことを考える余裕がなかったけれど、改めて、私はみんなを幸せにしたいなと強く思った。

けど、いきなり周りを幸せにできるすごい人になんてなれない。自分一人を幸せにすることでまだいっぱいいっぱいの私が。


だから必要な経験を積んで必要な知識を身につけて、必要なタイミングで必要なことができるように自分を成長させ続けることが、きっと「自分だけじゃなくて周りの人も幸せにできる人間」になる一番の近道なんだろうな。

 

蓄えてきたものはやがて噴出して大きな変化を起こすかもしれないけど、それまでは地下水脈のように目に見えず流れ続けるんだろう。

 

脈々と流れる愛を心に感じる。

カサヴェテスの映画「ラブ・ストリームス」で、愛は流れ続けるものだと言われていた。きっと本当なんだろう。