百年の一日

インドとお酒に溺れている岡本の日々

6月30日 一年の半分の喜びと悲しみ

夏越の祓え(なごしのはらえ)という行事を知ったのはたしか去年だった。一昨年だったかも。とにかくコロナ禍に突入してからだった。

一年が無事に半分過ぎたことを喜び、残り半年が健やかな日々であることを願い、神社の茅の輪をくぐって「水無月」という菓子を食べる、そういうイベントだと解釈している。

 

私は美味しいとこどりの怠惰な人間なので、この猛暑に神社へ出向いて茅の輪をくぐる元気はないくせにウキウキと和菓子屋へ行く元気はあった。そういうわけで今年、生まれて初めて水無月を食べた。ういろうもあずきも食べたことがあるので味の想像はついたし、実際に食べてみたら、まあそうだろうなという味だった。

 

「こんなの初めて!」という味も「予想できていた」という味も、どちらも好きだ。

予想がつくというのは私がこれまでいろんなものを食べてきてそれを舌が覚えている、脳内で再現できるということで、なんというか、私の生きてきた時間というと大袈裟だけど、でも積み上がっている時間を感じる。

予想していなかった味に出会ってそれを味わって楽しむのも大好きだけど、知っている味や予想できる味を「やっぱりそうだよね」と感じながら味わうのも良いもんだよね、なんて思うわけです。

 

ところで一年の半分が終わった。喜びと悲しみがとんとんな半年だった。去年の6月の事件から1年が経ち、私はだいぶ変わったと思う。変わったというより本来の自分にだいぶ近づいた。

私の運勢は多分9月ごろから年度末にかけてバリぶち上がっていく、と感じているので、来月再来月あたりはまだ今のとんとんな感じが続く気がしている。

来年あたりはスターとったマリオモードじゃないかと予想している。そうなるように今を生きていく。

 

f:id:bharatiiya:20220630162609j:image