百年の一日

インドとお酒に溺れている岡本の日々

1月9日 西荻窪やをら、からあげ

ヒンディー語のオンライン授業に仕事パートナーのインド人がこなかった。いないもんはしょうがないので私がモデルリーディングもやる。

適当に喋っているうちにいつも1時間経っている。

 

西荻窪の「やをら」まで歩いてランチを食べに行く。鶏と茄子のおろし煮を単品で。お酒を少し。すぐ出るつもりだったのについお代わりしてしまう。

春で店を畳むつもりだと店主。コロナの影響もあり、駅前の家賃が高い物件で営業を続けるモチベーションがなくなったと。

やをらの外席が好きだ。決して広くないカウンターで、3人座れば飲み物のジョッキが邪魔をして料理はほとんど置けなくなる。座る場所が斜めにかしいでいて、酔っ払った人が何度か椅子から転げ落ちている。もちろん私も。

外カウンターの目の前には調理場のガス台を覗き込める大きな窓ガラスがはまっている。かつてこの窓ガラスに泥酔した学生が走って突っ込み木枠ごと破壊した。ガス台の上で鶏ガラを常に炊いている大きな寸胴鍋は、その時たまたま閉店作業の途中で別の場所に置いてあり、無事だったそうだ。学生がどうなったかはよく覚えていない。

そういうお店が今度の春になくなる。

「いい物件が見つかったら移転オープンになるし、なければしばらく別の店で働くさ」と気楽な調子で店主は言った。

彼がどこかに移転オープンしたとして、この外カウンターと同じような空間がそこにあるのかわからないし、誰かがここで別の店を開けたとして外カウンターの景色はきっと違うふうになる。

 

私は保守的だな。変化を恐れている。万物は須く流転するというのに。変化を希望している時もあるのに。保守的というよりも自分勝手か。

 

鶏と茄子のおろし煮を食べながら、昨日からずっとからあげが食べたかったことを思い出した。

 

◼️Twitter

 

◼️音楽

このあいだVOXで知ったThunderclap Newmanが良いなと思ってサブスクで聴いていた。


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◼️そのほか

映画観た。あんまり。アクションものがそもそもそんなに好みではない。でも頭からっぽにして楽に観るなら良いのかもしれない。

https://filmarks.com/movies/60444

 

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1月8日 持続化給付、パラサイト

「目には見えない音楽が空気中に広がって、その場のすべてを変えてしまうのを、若い店主は何度も体験した」(百年と一日/柴崎友香)

 

だらだらと過ごしてしまった。

仕事しなくてはいけないのにやる気が出ない。毎日だらだらと教材作成などするのではなく、この日はパソコンと向き合ってこの日は向き合わないという風に、オンの日とオフの日を明確に分けようと思った。

 

確定申告に向けて帳簿をつけていたら持続化給付金の対象になる月があることに気づいたのだけど、残念ながら私は白色申告者なので年間平均で見るらしく、そうすると対象外になるのだった。無念。この手続きのことを調べて断念するまでに2時間ほど費やした。諦めが肝心。

 

夜、配信ライブを見ながら久々に常備菜作りをする。甘酢漬けれんこんときんぴらごぼう

 

配信ライブ、その後はテレビでやっていた「パラサイト」と、まあ音楽映画に触れられて良い1日だったと言えばそう。

パラサイトは公開時に日本にたまたま旅行に来ていたインド人と飲み友達と3人で観に行った。インド人は日本語が全然わからないけどとても映画好きな人で、本国で何度も観ていたからセリフはだいたい覚えているよと、単純に優しさと日本の映画館への興味だけで我々に付き添ってくれたのだと思う。細かいシーンよりもそのインド人の顔ばかり思い出す。テレビでまた観られて良かった。

 

◼️Twitter

 

◼️音楽

本を読むときにジャズを流すことが多い。もっぱらセロニアス・モンクを聴いている。

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◼️ログ

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1月7日 案ずるな

物を書くことでお金をもらって生活していきたいのなら、書いて書いて書いて書きまくり、表現を磨きまくり、納得いくまで書き暮らすしかない。

音楽にせよ絵にせよ、すべてそうなんだろう。やってやってやりつくす。

 

時間足りないと思うのにログ振り返るとぼーっとしてる時間が多い。SNSを目的持って使うときはいいんだけどぼーっと眺めるだけなのはよくないな。インプットにはなってるだろうけど良質なインプットなのかと問われると、ううむ?

 

今日から多分がんばれる。そう毎日思ってる。

 

この日記の下書きをメモに使うようになった。ますます脈略がない思考の羅列で良い感じ、とにたにた思っている。Twitterも思ったことの吐き出しで、ただTwitterの場合はタイムラインで見たものに触発されて思考が広がっていく。ニュースや社会情勢に思うことなども。あとはこの下書きより開くのが早いかどうかくらいしか今のところ違いがない。ねむい。朝から泣き疲れて二度寝したから目が腫れぼったい。

「泣く」という行為を悪いことだともかっこわるいとも情けないともあざといとも素直とも可愛らしいとも良い人だともなんにも思わないし思われたくない。ただ涙のでる物事がその人にあった。その物事に刺激された感情が涙の塊になって外に放出されていると、ぽたぽた落ちる自分の涙を見て思う。他人にもそう思えるように。

 

夜は楽しく過ごせた。案ずるな、産め。

高円寺で恋人と飲む。たまたま別の席の人たちと会話が弾み、ありがたいことに奢っていただく。そのあと西荻窪イラストレーターさんの展示を見にいく。線と色の重ね方が独特で好きだ。

西荻窪に戻り、明日から休業するVOXというバーに行って人々が歌うのを眺める。この空間に流れる音楽はいつもじんわり心に染みる。そういえば恋人に保坂和志の「プレーンソング」を貸した。読んでくれるだろうか。

 

◼️Twitter

 

◼️音楽

革命ロック

革命ロック

  • サンダークラップ・ニューマン
  • ポップ
  • ¥255

 

あとは小川美潮さん

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百年と一日、そろそろ読み終わりそうな。今日はだいぶ怠けた。明日もまた頑張る。

 

 

 

1月6日 穏やかな暮らし、温泉

欲しいものはと聞かれても物がぱっとでてこない。穏やかさ、凪いだ心持ち、などなど概念ばかり。クラムボンの「穏やかな暮らし」という曲を思い出す。欲しいものは穏やかな暮らし。

ブックダーツが欲しいなと思っている最近。書かないと忘れてしまう。来月は誕生日で、母がいつも何かプレゼントを贈ってくれるから、ブックダーツが欲しいという念を送った。

 

物をねだるのが下手な子供はそのまま大人になって相変わらず物をうまくねだれず、年齢も年齢だし、もう何年もこんなだし、と言い訳しながらそれでもブックダーツを欲する。

わがままを悪びれず言える人に憧れる。心と身体が一致しているのだと思う。私はなんだかねじれている。

 

空いている電車に乗っておばあさんの隣に座る。リュックから本を取り出してふと顔をあげたらおばあさんはいなくなっていた。

 

仕事は慣れれば大変ではない。組む人がほぼ固定で、そうなると楽なんだけど、たまに別の人と組むと大変だったりむしろ楽だったり。

明日、緊急事態宣言が発令され、明後日施行される、と。ニュース番組の担当の日は全国のニュースが速報で入ってくるパソコンを前に作業するのだけど、どれもこれも新型コロナの感染者数と緊急事態宣言の話ばかりだった。

 

明日から営業時間がどうなるかわからないなと思ったので高井戸の温泉に寄って帰る。22時以降は安くなるのだ。初めて行ったけど良いところだった。

ロビーでAbema使ってリゼロを鑑賞。よかった。

 

◼️Twitter

 

◼️音楽

音楽はほぼ聴かず、Podcast荻上チキさんの番組を聞いて通勤。

社会情勢に思うところはたくさんある。

 

 

◼️ほか

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1月5日 持って行ったりんごは食べなかった、異常な眠気

銭湯が好きなのだけど去年からまったく行ってなかった。西荻窪から引っ越して天狗湯や秀の湯から足が遠のいたせいもあるし、コロナのせいもあるし。

それで井の頭線沿線の銭湯を探してみたら色々と素敵そうな銭湯を見つけたので、今度の仕事帰りに寄ることとした。わくわく。

京王井の頭線沿線の日帰り温泉 ・ SPA ・ スーパー銭湯 ほか 主な銭湯

 

昨夜の心のダメージを引きずっているのは寝不足のせいだと思う。愛しさと苦味を噛み締めている。黙って堪える。未来は良くなると信じて。

もちろんそれは嘘で良いことと悪いことは波のように繰り返し寄せてくるし、時は無頓着に善悪関係なくただ流れ続けるだけだから、良くなることもあれど悪くなることもあると思う。だけど良くなると信じることはできる。根拠がなくても信じていい。信じることだけは辞めなくていい。

仕事から帰宅してペペロンチーノ作って食べてジャンプ読んでさあ仕事の続きをと思ったけど、もうジャンプ読んでる途中から眠くて眠くて、ペペロンチーノも胃に引っかかるような、もたれもたれとしていたので、さっと寝ることにして23時には消灯した。おかげで健やか。

 

◼️Twitter

 

◼️音楽


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ログ

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睡眠時間のログもあるからそれも載せようかなー

 

 

 

 

 

1月4日 仕事ぼちぼち、世界を感じる

仕事はじめ。在宅で、オンラインでヒンディー語を教える。明日は出勤。

 

珍しく弟からLINEがくる。そうか、あけましておめでとうの季節か、と滅多に連絡を取らない身内とのやりとりで改めて感じる。

 

「改めて感じる/気づく」ことが多い。私がいかに世界をちゃんと見ていないか。世界を何にも知らないか。ぼんやりしているのだ、昔から。

「百年と一日」を読み始めてますますそう感じる。これまでの私の目には何も映っていなかったし耳は何の音も捉えていなかった。

これからは風景を、光を、風を、香りを、手触りを、目の前にいる人物を、もっともっともっと感じて生きていきたい。ちゃんと感じたい。

 

西友のレジに並んでいた時、頭上を鳥が飛んでいった気がした。振り返って見たけどもう見えなかった。鳥だ鳥だとは誰も騒いでおらず、きょろきょろしていたのは私だけだった。帰り道に折坂悠太の「鳥」を聴いた。

 

夜、会った知人が私と同じようなことを言っていて思わず「百年と一日」を勧める。読んでくれたら嬉しい。人に本を貸すのが昔から好きだ。

 

 

◼️Twitter

 

 

◼️音楽

鳥

  • 折坂悠太
  • J-Pop
  • ¥255


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◼️その他

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1月3日 突発的武蔵小山

閉店したインド料理店が、インドの食器類を販売すると呟いていた。

安住紳一郎の日曜天国を聞いていたときにそれを見かけ、即座に支度をして家を出た。

初めて行く場所なのでよくわからないが渋谷に出ればなんとかなるらしい。乗換のために田園調布に向かうのに田園都市線ではなくて東横線に乗らなくてはいけないというトラップに引っかかりながら武蔵小山へ。

商店街のすぐ横に真新しい大型ショッピングモールがある新旧入り乱れた不思議な街だった。

 

◼️Twitter

[https://twitter.com/manie_okmt/status/1345771391908384768:embed#ごく一部の人に声かけていた1月31日の岡本カレーatVOXは延期予定なのでしばらくこのターリーの出番はないけども…悲しい。

 

◼️ログ

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