百年の一日

インドとお酒に溺れている岡本の日々

5月17日(骨が折れていた日)

夜勤明けの友人に迎えに来てもらい、朝9時から病院へ。家の近くの整形外科はすべて日曜日休みだったので、西荻窪の病院へ向かう。日曜日は怪我する人少ないんだろうか。

レントゲンの結果、膝の皿の骨が折れていた。でも元の位置からほとんどズレていないので、このまま固定していれば良いらしい。

何を隠そう初めての骨折である。もっと痛いもんだと思っていたので、そこまで痛くないのが意外だった。あと、いつか骨を折るとしても酒に酔って電柱に突っ込むなどで折るかと予想していたので、まさかシラフで転んでとは思わなんだ。500円の酒を庇って6500円の治療費を払うことになるとはもっと想像してなかった。

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◼️今日のメモ

・通院は家から近い別の病院に行くことにしたので今日行った病院では杖をもらわなかった。でも支えがないと歩きづらい。家にあるクイックルワイパーが大活躍だ。埃も取れるので一石二鳥。

クイックルワイパーと呼んでいるが、実は正規品のクイックルワイパーではない。山崎工業という企業が出したクイックルワイパー風の床掃除のグッズだ。しかし本物のクイックルワイパーのほうが棒の強度に難ありで、山崎工業はかなりしっかりした作りに思われる。元祖や本家と名乗っている店のラーメンが必ずしも美味しいわけではないように、オリジナルのクイックルワイパーが必ずしも良いわけではない。少なくとも棒の強度、松葉杖としての有用性においては山崎工業のクイックルワイパー風掃除グッズのほうが上のようだ。ところでこれ、クイックルワイパーではない呼称は何と言うんだろう?

 

◼️今日聴いた音楽(印象的なものだけ)

幸せ者 / フィッシュマンズ

Zero Concerto / 蓮沼執太フィル

ゆめのあと / 環ROY

めでたい / 環ROY

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声を聴く めでたい ありふれた営み

好きな人 会いたい 布団くるまる また明日

声を聴いた めでたい 今日も僕らはいつかみた風景のなか

好きな人に会いたい 願い湛えて 布団からおはよう

(めでたい / 環ROY)

 

新型コロナでただでさえ人に会えなくなっている。それでも知り合いの飲食店にテイクアウトを買いに行ったり、ばったり出会う偶然にかけて散歩へ行ったりしていた。足を折ってつらいのは、そうして辛うじて残そうとしてきた繋がりが切れるような気がしたからだ。

当分は歩けない、歩いてはいけない。私の家から西荻窪まで40分はかかる。普段から歩くのが好きで、歩いて行けない場所はないと思っていた。歩けない日が来ると思わなかった。

私も西荻の骨折者の仲間入りだねとおどけた風にSNSに投稿し、つらさを誤魔化そうと思っても、会いたい人に会いに行けない事実は変えられない。

でもやっぱり私は時の流れの偉大さを知っているから(というより信じている)、会えないこと、声が聞けないことの寂しさや孤独がいつか終わることも知っている。歩けるようになるのか、あるいは私の気持ちが外に向かなくなるのか知らないが、良くも悪くも時間には勝てない。眠って起きる。喜び悲しむ。いつか孤独に泣く夜は終わり(しかしまたやって来て)、いつか人との出会いを喜ぶ夜が来て(しかしまた去っていく)、それを繰り返して私は生きる。

 

◼️今日読んだもの

読まなかった

 

◼️今日のアニメ・ゲーム他

今日は蓮沼フィルの味園ユニバースでの公演をYoutubeで観た。美しかった。それで蓮沼フィルの曲や環ROYの曲が強く印象に残っている。

蓮沼フィルの音楽は「聴く」のではなく「聴こえてくる」という感覚なのだけど、それを書き始めると長くなりそうなので別に書こうと思う。

 

おやすみ

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