百年の一日

インドとお酒に溺れている岡本の日々 (web→ https://lit.link/okapindia)

11月7日(金) 好きなのに忘れる

先日引いた風邪は特に良くも悪くもならないまま私の身体に居座っている。

熱と頭痛がなくなったかわりに鼻水と喉の痛みに切り替わり、咳も少し出始めた。これを悪化と呼ぶのか快方に向かっていると言うのかよくわからない。風邪をしょっちゅう引くくせに、喉元過ぎればなんちゃら、治るプロセスをいつも忘れてしまう。

 

忘れていることは他にも沢山あって、私はお餅が大好きなのだけど、お餅を手に取るまで、あるいは食べるまでは「お餅が好きだ」ということを忘れている。

プロフィールだとか他の人に好きな食べ物を聞かれたときだとかに「お餅です」と答えることは皆無で、だけどお餅を前にすると「そうだ、私は狂おしいほどお餅が好きだった」と思い出す。どうして忘れているんだろう。好きな食べ物に「お餅」と答えられたらなんとなく可愛い気がするのに、いつも忘れているから、「油そば」などと書いてしまう。実際に油そばは大好物で、目の前になくても好きであることを忘れたことはない、でも毎日食べられるのは油そばよりお餅のほうだ。

 

お餅はいろんな食べ方ができるのが良い。

一番好きな食べ方は油で軽く揚げ焼きのようにしてから大根おろしと出汁醤油をかけて食べるものだが、ちょっと前にバターと砂糖や甘いお醤油で食べると美味しいと教えてもらい、やってみたらぽたぽた焼のような味わいに感激した。新潟のほうで食べられているらしい。

こうやって冬が近づいて、お餅がスーパーに並ぶことも増えてきたから、今の私はお餅好きを自覚しているけれど、これもまた春を過ぎると忘れてしまう。

どんなに好きでも忘れてしまう。

忘れながら生きている。

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