バタバタしているうちに9月が終わった。10月になって一息つけるようになったのは、気候が変わったせいもあるのかもしれない。夏の暑さに急かされて慌ただしく動きまくっていた日々が終わり、だんだんとスローペースの似合う日々がやってきた。だから冬は好きなんだ。
例えば「好きな季節は?」と聞かれて「2月」と答える私はもしかすると変なのかもしれないが、それでも各月に異なる季節が流れていると思うので、いつもそう答えている。四季じゃなくて二十四節気のほうがしっくりくるような。そして月によって咲く花も違う、特に冬は。
2月は梅の季節。私の一番好きな花が咲く。
というわけなので10月には10月の季節というものがあり、私はこのくらいの季節も好きだなあと思っている。9月とも11月とも違う風が吹いている。
9月末の土日は岐阜県と長野県にいた。岐阜駅から中山道を歩き始め、約30時間かけて103キロを踏破し、南木曽駅に至った。ウルトラウォークというものである。体のあちこちが痛かったけど、踏破できた喜びと達成感が気力になって当日も翌日も健やかに過ごした。

友人と一緒に行ったので、そのまま二人で私の実家に泊まり、翌日には軽井沢観光もしながら東京に戻ってきた。
やっぱり長野は空気というか雰囲気が良い。実家に帰るたびに元気になるのはこの空気のおかげだと思う。森が良い感じなのだ。東京にこういう感じの森は少ない。うまく言えないけど、長野の森は独特だ。

ちなみに岐阜に向かう前日は23時過ぎまで仕事をしていた。許さんぞ、と思いながら猛烈な勢いでキーボードを叩いていた。私の睡眠時間を奪うあらゆるものに対する憎しみ。
それくらい9月はずっと忙しかった。仕事の量が増えたというより、交際範囲が急に広がったことと、新しく始まる仕事や新しい流れの前段階、下準備的な忙しさだった。
行きつけの飲み屋で会った人が、紆余曲折あって私のことをビジネス面でサポートしてくれる頼もしい存在になった。その人が私の人生に登場してくれたことで、忙しさは加速した。
たぶん今年の年末から来年にかけて面白いことがたくさん起きるのだろうという予感がしている。そのなかに私の積年の「やりたいこと」をやっていける何かがある予感もしている。
私は直感で物事を決める癖があるし、地に足をつけて歩いているようで常に数センチ地面から浮いているしで、これを現実的な面から支えてくれるような存在が必要だと以前からなんとなく思っていた。思わぬ形で繋がったご縁を前に、いろいろやっていくぞ、という気合と、これまでの人生で一番忙しいのでは?大丈夫かいな?という不安がないまぜに。
その荒波を乗りこなすために最近は「大丈夫、マヂラブの野田さんはもっと忙しいから」と唱えている。なにが大丈夫なのか、お前とマヂラブに何の関係があるのか、冷静になって考えると全く意味不明なのだが、脳みそが加熱しているときに唱えるとよく効くのだ。
マヂカルラブリーという推しができたことで日々が潤っているのは本当にありがたい。みんなもマヂラブANNイベで横アリ行こうな。
そしてまあ9月末は思いもよらぬ愛情にびっくりしたり、嬉しくなったり、しかし将来について悩んだり、と交友・交際についても色々と考えることが多かった。血迷った私は、まもなく上司になる人に「恋バナを相談をしたい」と持ちかけて困惑させたりもしている。
そんな9月を終えて、私はいよいよ髪の毛を切ることにした。髪を切ると「失恋したの?」なんて声をかけてくる人もいるらしいが、たしかに、断髪と気持ちの整理というのはどこか似ている部分があるかもしれない。何かを手放すとさっぱりする、それは髪の毛でも変わらないのかも。さっぱりしてこよう。
