昨日の宣言のとおり、今日から有料記事をぽつぽつ書いていきます。タイトルと無料部分を見て課金して読むか決めていただけたら。もちろん全編無料の記事も書き続ける予定です。
なお、金額は自分のプライベートに深く関わっている内容かどうか、書くことに恐怖や不安などのハードルがあったかどうか、などで変えるつもりです。今回の記事は私にとって大きな転換点になりそうな出来事を書いているので、少し高めの設定ですが、普段は100円〜500円で読める記事になるかなと。記事有料化という小さくて大きな一歩ですが、応援していただけたらありがたいです。
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信じる力は私の美徳の一つだ。
私は言葉の力を信じているし、ただ同時に、言葉だけがすべてではないとも思っている。世の中には成人していても読み書きができなかったり、あるいは著しく苦手だったり、興味をもてない、好きじゃない人がたくさんいることを知っているから。本がすべてを救うとも思わないし、映画や音楽がすべてとも思わない。
私自身は本や音楽が心の栄養になっていると思うけれど、それは恵まれた環境にあるからだと理解している。もっと物質的なものこそが必要な人もたくさんいて、食費を削ってまで本を買うことが良いとか正しいとか思わない。たとえ本が好きだったとしても。
「人による」というのが究極の結論で、でもだからこそ人間社会にはいろんなものが生み出されひしめき合って存在しているのだから、あっけらかんとその事実を受け止めていたい。
だからいろんな人にいろんな考え方があることは重々理解しているうえで、やっぱり私は言葉の力を信じている。信じている限りは、私の観測する世界においてそれは真実だ。死ぬまで狐に化かされていれば葉っぱが貨幣として使われ続けるように。
そういう信念の持ち主なので、私は言葉に対して真摯でいたい。書くことに嘘や背伸びや誇張を入れたくないし、入れないように、心に問いかけながら書くように気を付けてきたつもりだ。ときどきオーバーな表現をしてしまったり、過去の未熟な私の文章に恥ずかしくなったり、それを手直ししたい欲求に駆られて修正したりもする。
ただ、ベースにあるのは「素直な心の文章であれ」ということで、心に背くことだけは書かないぞ、と本当に気を付けてきた。それは未来においてもそうであると思う。