百年の一日

インドとお酒に溺れている岡本の日々 (web→ https://lit.link/okapindia)

8月21日(水) 弾丸東京、やさしいままで

昨日、久しぶりに東京に戻ってきた。とはいえ今日の夕方にはまた実家へ帰る。歯医者と整体と図書館の用事を済ませに一泊だけ東京にやってきたのだった。

 

将来、多拠点生活をしたいなあと考えている。都会の家、森の中のアトリエ、どこかの古民家、インドの拠点。いろんなところを巡りながら文章を書き、思索する。友達や知人にも開放する。みんなで何かを生み出していく場所。感性の開く場所。いいな、早くやりたい。

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東京では恋人が待っていた。昼から酒を飲み、二人で交互に音楽を掛け合ってごろごろゆったり過ごす。嬉しい楽しい、最高の夏。

 

その恋人の創作に関する複雑な心境の吐露を受け止めて、昨日からずっと考えている。

 

彼は自分に自信がない。素晴らしい創作物を生み出しているのに、それはチームワークによるもので、自分自身はお金をもらう価値がないと考えている。

その気持ちが痛いほどわかるけど、まだ駆け出しの私には同じクリエイター目線でのアドバイスなんてできないし、言ったとしても多分届かない。ただただ「私はあなたの創作物がとても大好きだよ」と伝えることしかできなかった。

 

自信がもてない、見てくれる人をがっかりさせたくない。そう言う彼のやさしさがすごくすごく好き。だけど自信のない人に「自信をもてばきっと届く」なんて言えない、意味がない。私もしょんぼりしてしまう。

 

クリエイター仲間が彼を叱咤激励してくれますように、彼が自分に自信をもてますように。諦めませんように。その感性のきらめきが消えませんように。彼の隣でただ祈った。

 

昨夜は別の人から家庭不和の話も聞いて、みなそれぞれ自分に向き合って生きていかざるをえない、そういう局面にいるんだなと思う。

やさしい人がやさしいまま、心から幸せを感じて健やかに生きていけますように。私はいつもそればっかり願っている。

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