この土曜日の深夜から日曜日にかけて、自分のなかに大きな変化が起きていた。
都知事は変わらなかったが、なんなら応援候補は惨敗だったわけだが、私の中には変革が起きている。
これを、でもどうやって言語化したらいいのかわからない。
何を思ってもいいと許可を出したこと。「楽しまなくてはいけない」という、その「せねば」からも自由でいい、つまらないならつまらないでいい、自分の感情や感覚を無理やり変える必要はないと思えたこと。
そういう発見は今まで何度でもあった。言葉にするとチープだ。でも今回のは見方がぐるっと転換するようなことだった。なんといえばいいのか。まだわからない。
頭の中にずっと「いいよ、いいよ」と歌声が流れている。People In The Boxの『真夜中』という曲のものだ。
真夜中にはもったりとした重みがある。とぷん、と黒く質量のある液体のような。
そのなかに閉じ込められたって、孤独や悲しみの底に落ちたって、自分で自分を傷つけたって、いいのだ。もういいんだ。感じていることをそのまま感じていい。