百年の一日

インドとお酒に溺れている岡本の日々

12月6日 急に寒くなった

寒い。布団から出るのに3時間かかった。

先見の明のある私は、布団の中で仕事ができるように昨夜のうちからベッド横にノートパソコンを置いておいた。パソコンはひんやりしている。

 

個人事業主なので、基本的には受注した仕事はどこでやっても納品さえ問題なければ良いのだ。一つだけ仕事場に行かないとどうにもならない仕事があるので委託職員として出勤しているけれど、それ以外は自宅かカフェか学校の空き教室なんかで作業している。

 

そんなことはさておき、久々に気分ががつんと落ち込んだ。

たぶん急な寒さのせい。気圧が変わるとメンタルがやられるのはもうこの身体とも30年以上の付き合いなので知っているけど、今年の冬は気温がジリジリではなくがつんと下がったように感じられる。

 

家に遊びにきた人の帰るのを見送った後に布団にもぐりこみ、うとうとしていて悲しい夢を見て、目が覚めてから手をぼんやり眺めているうちに急に涙が出てきた。

人の気配のないのが寂しかったのか。3時間前の感情はもう思い出せない。

 

幸せな夢も不幸せな夢も見たくない。ほしいのは現実。足のつく地表。

 

午後からやる気を取り戻してクレジットカードを申し込んだりしているうちに唐突に首をつった、と書くとなんだか不穏な響きだけど、足を攣(つ)るのように「首を攣った」ので問題はない。

いや、問題はある。すごく痛い。

痛くて部屋で一人「痛すぎるだろ!」「何やっても痛いんか!」とボケのいないツッコミをした。本当に油断するとうっかり叫んでしまう。

 

首が痛すぎて仕事ができない、と言い訳して締め切りを明日に延ばしてもらった。