百年の一日

インドとお酒に溺れている岡本の日々

6月15〜18日 ゆれ

火曜日、仕事で図書室へ出勤。

やることがあって手を動かさなくてはいけない状況では考え事がどこかへ遠のくのでありがたい。

手を止めるとまたぐるぐると考えてしまうので、あれこれと仕事を見つけ、与えられた仕事がなくなると自分で物を破壊して再生するような無意味な作業をしながら過ごした。

帰宅してからも作業を求めて梅の実を漬けた。こんな感情の忘却のために梅の実を利用してごめん。

 

家の窓から見える景色が好き。一年の中で最も日が長い時期、外の薄明かりだけで夕飯を食べた。

マンションの明かりの一つ一つに家庭がある、人が生きている、暮らしている、その生活の音や匂いを想像して安堵する。私以外の人間がちゃんと生きていると思うと愛おしい気持ちが溢れる。

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水曜日も仕事。家に帰っても仕事。

先日聞いたショックな話の影響はあるものの、とりあえず現状維持。要するに現実逃避なんだけど。

 

もう紫陽花は枯れる季節。

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木曜日、在宅仕事の日。オンラインで個別にヒンディー語を教えている。

 

夜、一人で飲みながら考える。

ほしいものは穏やかな暮らし。

なんてことないささやかで穏やかな日常がほしかったんだ。

 

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金曜日、朝遅くに起きる。

明日からしばらく梅雨空だと言うので洗濯や買い出し、ベランダの掃除、草花の手入れに精を出す。

散歩すると気持ちが少し楽になる。

いつかこの苦しい日々も抜け出せるさと思える。

 

大好きだったベーグル屋さんの閉店した跡地に新しい焼き菓子屋さんがオープンしていた。正確には明日からプレオープンだというけど、今日も売ってくれた。

お別れのあとには必ず新しい出会いがある。

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