百年の一日

インドとお酒に溺れている岡本の日々

1月26日 かりん液、春になる気配

子供の頃、冬の朝はかりん液のお湯割りをよく飲まされていた。喉に良いからたくさん飲むべしと。

今年の冬も母がかりん液を送ってくれたので飲んでいる。さっき気づいたのだけど、かりん液のボトルにはどこにも「喉に良い」との効能は書いていなかった。

 

 

子供の頃から私は身体が頑丈で滅多に風邪をひかなかった。その分なのか弟は身体が弱く、しょっちゅう熱を出していた。アトピーも喘息も全て弟のほうにいってしまった。

代わりに私は体調を崩すタイミングが悪く、父母が旅行で家にいない時や入学試験の日、夏季講習の一日目、インドに行く出発日、好きな人と数ヶ月ぶりにバイトのシフトが重なった日、などなど、この日だけはやめてくれという日に限って高熱を出してぶっ倒れていた。

 

そういえば大学3年生の夏、新型インフルエンザにかかった。その時も父母と弟は家族旅行に出ていたので、私の看病は父方の叔母がしてくれた。

叔母は変わった人で、大学教授なのだが、初めて来る我が家でキャミソール1枚になって論文を読んでいたのを覚えている。

エアコンのリモコンの場所がわからなかったのか、私に気を遣ってエアコンを消していたのか、それともなるべく薄着になることが論文を読むときの彼女の流儀なのか、高熱でぼんやりした頭では問うこともできないで、私は彼女のキャミソール姿を見ていた。2009年の夏の話だ。

 

もうすぐ春になる気配をそこかしこに感じる。

私は冬が好きだ。冬には緊張と弛緩がある。それが良い。

しばれる寒さの中を歩いてたどり着いた家でのほどけかた。もう暗いに違いないと思いながら屋外に出たその景色がまだ明るいことに気づいたときの頬の緩み。

 

◼️Twitter

 

 

◼️音楽

なんとなく聴きたくなってマイラバを。

そのほか


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そういえば先日、「音楽の素人」と呼ばれて、はて、音楽の素人とはなんなのだろうとずっと考えている。

 

◼️ログ

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土日月とログを取るのを失念していたので久々に。