百年の一日

インドとお酒に溺れている岡本の日々

6月30日 一年の半分の喜びと悲しみ

夏越の祓え(なごしのはらえ)という行事を知ったのはたしか去年だった。一昨年だったかも。とにかくコロナ禍に突入してからだった。 一年が無事に半分過ぎたことを喜び、残り半年が健やかな日々であることを願い、神社の茅の輪をくぐって「水無月」という菓子…

6月22日 うたた寝の夢

夢の話。 一階部分がシェアスペース、そこから梯子をのぼった二階にあるのが自分の家という集合住宅に住んでいる。私は別に家を持っているのでそこは仕事場所として使っているのだけど、雨が降ったので泊まろうかなと思いながらテレビを見てご飯を食べていた…

6月2日 季節に追われる、地下水脈の愛

食べたものを記録するためにインスタのアカウントを作った、けど4日目の昨日さっそく投稿を忘れた。綺麗に三日坊主だ。そんな6月のスタート。 梅仕事の季節が到来したけど、まだらっきょうも漬けてない。慌てて昨日らっきょうを買ってきたけど、今日は帰宅が…

5月の終わり

最近は穏やかで健やかな日々が続いている。 週末(に限らないけど)は朝まで友達とお酒を飲み、好きな人に会い、家でも外でも美味しいものを食べ、猫を愛し、花に癒され、好きな音楽を聴いて心躍らせている日々です。 これを私は「穏やかで健やか」と感じてい…

5月26日 アンガーマネジメント

だいぶ間があいていた。 紙ベースの日記はほぼ毎日書いているので「まだ書き足らんぞ」と思ったときにブログの存在を思い出して書く、というスタイルでやっていたら4月〜5月はだいぶ書くことに満足いっていたらしい。 満足というか、やるべきだと思って半分…

4月6日 地獄の底で酒を飲む

先日、人と喧嘩をした。4〜5日ほど経ったがまだ続いている。LINEでオブラートというかガーゼに包んだ言い争いが続く。 一番やりとりの激しかった時間帯、私は行きつけのバーのマスターや常連のお客さんと荻窪の焼き鳥屋さんで飲んでいた。 美味しいおつまみ…

3月30日 下北沢の夜と言葉

仕事の後、知人のライブを見るため下北沢へ急いだが、とっくに終演していた。ライブ会場から帰ろうと彼女らの待っていたエレベーターの中から私が飛び出して、エレベーターホールで顔を見合わせる。そして飲みに行く。 彼や彼女らの作る歌詞が好きな私は、こ…

3月19日 髪を切って、嫌われる勇気

髪を切るのに100も理由はいらない。美容院だろうとバスルームだろうと。 そういうわけで髪を切ってもらった。 自分の数ある長所の一つに「ロングヘアーもショートヘアーも似合う」というのがある。 似合うというか馴染む。なんでか知らないけど、どの髪型も…

3月17日 性とか愛とか

月曜火曜と連続で友達と楽しく過ごした。 家に泊まってくれて何かを夜通し話して寝落ちしたのだけど、お酒が入っていたのでほとんど覚えてない。友達も何も覚えてない。 翌朝、2人で「はて?」と色んな記憶を出し合ってパズルを埋めようとしたけど埋まらなか…

3月14日 部屋に春

風が暖かい。 今日はついに上着を着ないで出かけた。ぽかぽかした陽気だと風に吹かれても寒くないどころか、汗ばむ額に風が心地よかった。 部屋の窓を開けていると、窓辺の暖かさに気づいたムギが布団を出て窓から外を覗く。春だなあと思う。部屋に飛び散る…

3月5日 緑色のカレーを作る

菜の花を使ってカレーを作った。ざっくり30食。毎月恒例の間借り営業のための仕込みです。 よく間違えている人がいるのだけど、サーグというのはヒンディー語で「青菜」という意味で、ほうれん草という意味ではない(ほうれん草はパラクという)。 サーグのカ…

2月28日 燦々と

33年前の今日に生まれた。 去年も一昨年も似たようなことを思った。 33に掛けて「燦々と輝く一年にする!」と言って回っているけど誰からも「うまい!」と言われない。ちぇっ。 年齢というものの縛りというか制限のようなもの、例えば「もう30歳なんだから〜…

1月15日 からっぽ

今日はずいぶんたくさん良い言葉を拾ってご機嫌。街に出て人に会うことの良さを、蔓延防止発動の少し前の日々に噛み締める。 言葉は文脈において息をするからここに書いても平坦になってしまう、だからうまく書けない。だけども今日行ったバーの女将さんの言…

1月6日 雪の日に夕暮れは来ない

雪の降る日は空が白く、夕方が訪れない。はっとするともう夜になっている。 子供の頃、夕方が好きではなかった。今もそうで、夕空は好きだけど夕方という中途半端な時間には寄る辺ない気持ちになる。 翻って朝方は好きだ。夜が朝に抜けていく時間帯にはいつ…

最近のお弁当(随時更新)

お弁当の写真をもくもくと載せることにした。もく。 日付くらいは書くことにした。 12/3 == 12/22 ひさびさ === 2022年1月のお弁当たち

1月2日 おせち、カオス、お雑煮

料理が好きなこともあって簡単なおせち料理はとりあえず作っておいた。煮しめ、田作り、豆きんとん、紅白なます。 三ヶ日はこれをぽつぽつとつまんで過ごそう…と思っていたけど知り合いに声をかけてもらったので新年2日目にして西荻に繰り出して飲み、最終的…

12月30日 2021年の愛と血反吐

明日は忙しいかもしれないので今日のうちに年内の総まとめ。 この一年、かなり頑張ってきた。かなりというか滅茶苦茶がんばってきた。 今までの精神力だったら2回くらい首つってたと思う出来事が起きて、心臓をナイフでめったざしにされる痛みを味わってなお…

12月26日 寒波と祈りと個性

寒波到来。 誰も死なないでこの寒波を乗り越えてほしい。星の名前のついた渋谷の銀行そばの路上で暮らしているおじいさんを思い浮かべる。 死なないでほしいと願うばかりの無責任さでは、願いも祈りも意味なんかない。さっきから自己嫌悪がひどい。寒いとネ…

12月21日 銭湯、書斎契約、衝立の向こう

寒いので電気毛布の上に猫と二人寄り添って何やらすることが増えた。夜眠るときは湯たんぽを使っている。エアコンはなるべく使わない。節約のため、鼻炎対策のため。 そうやって節約したぶんのお金はお酒に費やす。最近は銭湯にも頻繁に通っている。 お酒を…

12月15日 高円寺の寿司

最近よく高円寺に出没している気がする。 以前お世話になった学校の先生方とプチ忘年会を楽しんだ。「たくさん飲み食いしてください」と言われたのでそれを言葉通りに受け取って、お寿司をたらふく食べ、がぶがぶとお酒を飲み、デザートのリンゴは周りの人の…

12月11〜12日 内見、契約

猫の耳の先ってなんでそんなに冷たいの、とムギに尋ねても返事はない。 土曜日は午前中に物件を見に行った。帰宅後、エゴラッピンを聴きながら作業。なお締め切りは過ぎている。 昔から、スケジュールを管理して計画的に物事を進めるということができない。…

あれこね

状況を変えるためにどうしようかあれしようかと頭でこねこね考えたって、意味はなく、結局寝る前に私の心は愛する人のために祈ってしまう。 愛する人がゆっくり眠れますように。苦しい思い、悲しい思い、虚しい思いをしていませんように。今日に喜びを感じて…

12月7日 つれた首/離れること

昨夜に首が攣れてしまってから痛みがまだひかない。 湿布を貼って安静に過ごすしかないらしい。とは言いつつも先生に論文指導をお願いしていたので学校へ行った。 先生はまだお若いのだけど今年度でアカデミアを離れ、自宅とインドとを行ったり来たりする生…

12月6日 急に寒くなった

寒い。布団から出るのに3時間かかった。 先見の明のある私は、布団の中で仕事ができるように昨夜のうちからベッド横にノートパソコンを置いておいた。パソコンはひんやりしている。 個人事業主なので、基本的には受注した仕事はどこでやっても納品さえ問題な…

12月5日 信じることと願うこと

例の日が近づいている。 以前は私の未来や運命が決まる日だと思っていた、泣いたり恨んだり憎んだりしていた日だったけど、今ではそれほど負の感情はない。何事もなく平穏に事が起きてほしい。 以前のようなひどい負の感情に苛まれなくなったのは、私の中に…

11月18日 激動に安定

10月末から11月頭にかけて仕事が急に忙しくなった。 目の前のタスクを片付けることにいっぱいいっぱいで、気づいたら夜になっていて、夜になれば酒を飲み、朝が来たらまたタスクを片付ける。そうこうしているうちに11月半ばも過ぎていた。 ようやく落ち着い…

11月10日 つかれた

平穏無事に生きている。 10月末から11月頭にかけて記憶がとびとびになるほど忙しかった。 私の場合、記憶はほとんど日記帳に依存しているので、多忙で日記を書けなかった日の出来事がよく思い出せない。 カレーイベントを2週連続でやった。 つかれた。もうカ…

10月29日 飛び出して初めてわかる

それまでの「普通」から外れた行動をすると結果がどうなるかわからなくて、とにかく怖い。当たり前のことだけど。 いつもなら言いたいことを我慢していた場面で、今日は言いたいことをそのまま言った。 ざっくり書くと「貴方のしてくれることに対してありが…

10月13〜18日 実家での日々

13日から月曜日まで実家に帰っていた。 人里から離れた山の中になぜか実家を購入してしまった親は今日も薪を割り、冬に向けて支度を整えている。 本当にそういうド田舎に実家がある。 グーグルマップで住所入れて調べても「このあたり」としか出てこないので…

10月11日 波を越える

学会発表がおわった。 今まで小規模な集まりや若手オンリーの研究会で発表はしていたけど、本大会というのは初めてだったので緊張した。 蓋を開けてみればたいした波乱もなく、もしかしたら15分間の発表枠に対する報告内容の多さを高速で読み上げてカバーし…